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from Windy City

生まれました!

8月23日(日)午前10時13分、我家に娘が生まれました。
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そう、週末に赤ちゃん産んでたんです。(笑)土曜の夜、テレビでベアーズのプレシーズンゲームを観ていた頃からなーんとなく、いつもと違う感覚の腹痛があり、「もしかして。。。?」なんて思いつつ過ごしていました。真夜中になるちょっと前にロスコーのトイレに付き合って裏庭に出た時は、更に「もしかして。。。?」度が高まり、その後、シャワーを浴びて万一に備えます。午前1時頃には、更に確実さが増して来る中、出来るだけ眠ろうと就寝。それでもトイレに近いは、陣痛の痛みが感覚が空いているにしても来る中あまり眠れず。そして午前4時半にいわゆるお印と呼ばれるものが出現。それでも更に我慢。病院へ早く行き過ぎて追い返されるのは嫌ですからねぇ。

結局5時半頃には陣痛が5分間隔に近づいたため、旦那様Dも起こし、ロスコーにもトイレをさせたりと出発準備。6時過ぎには病院に到着。

そしてここで仰天。

そのまま病院に残るか自宅に帰されるか判断する診断で、な、なんと、突然、「逆子なんで、このまま直ぐに帝王切開します。」と言われたんです。

日本も多分同じだと思うんですけど、アメリカでは妊娠36週目で逆子か通常かをちゃんと確認するんです。そこで逆子と確認されたら動かせるものなら力任せに押して向きを修正したり、エクセサイズをして修正したり、修正出来る場合は前もってするんですよ。無理な場合は、その時点で帝王切開の日程を決めるんです。

私?36週目でも最後の検診となった出産日より4日前に行った際も、「問題な〜し」の自然分娩予定だったんです。なのに一体、最後の4日間になにが起こったのか知りませんが、最後の最後に冷たい宣告を受け、心の準備もないまま、Dと呆然としつつも全てが進んで行きました。

OBトリアージ(最初の確認の検診をするところ)から麻酔室へ血液検査を経て直行。その間も陣痛の痛みは感覚は短くなり強くなる一方。脊髄に麻酔をするための局部を麻酔します。もうこの時点で完全に怯え切っている私。今更引き下がれない、逃げられないと判りつつもまだどうにかならないかと考えてしまう私。(苦笑)少しでも緊張をほぐそうとするD、そんな彼の方が「ヤバい。。。」と怯えているのが私には手に取るように判ってしまいます。(苦笑)

そこからも息付く間もなく手術室へ。執刀医やら麻酔医師、インターンの学生やらが次々に挨拶に来るも、そんな会話に余裕なんて出ず、引きつっている自分が判ります。そして下半身麻酔が恐ろしい早さで効いてくると同時に帝王切開がスタート。下半身麻酔だから自分の意識はバッチリ、医師やら看護婦さん達の会話が全て耳に入ります。インターンに説明する先生の一言が今もクリアーに耳に残っている。。。「ここは○○」「そこは××」、「おお、これはきれいな筋肉(マッスル)だぁ」って。はい、筋肉を褒められてました。(爆)

下半身は麻酔で全く感覚ないですが、上半身は動いちゃいけないので腕を手術台に縛り付けられるんです。これが更に恐怖心をあおるんですけどねぇ。同伴したD、看護婦さんに万一、気分が悪くなったら手遅れになる前に退室するように言われます。怯える私を必死にねぎらい元気付けてくれます。カーテンで切開の場面は直視出来ないものの、やっぱり見えるモノもあったり、洋服の上に着させられた緑の手術着とマスクで苦しいは、麻酔の副作用で寒く感じ、また恐怖で全身が震えまくる私の為に部屋の温度も揚げられており、途中でDはリタイア。それまではかなり頑張ってくれてたんですけどね。やっぱりダメでした。(爆)「置いてかないで。。。」「わ、私も出て行きたい」と心の中で叫びつつ、「私は大丈夫。ちゃんと産むから心配しないで待っててね」と強がりを言ってみる。そしてその数分後にはもう産声を聞く事が出来ました。

誕生の際にはDもまた直ぐ横の部屋に戻って来ており産声第一声を聞く事が出来ました。その後、赤ちゃんとDは横の部屋、私は引き続き残りの作業を施してもらい、午前11時には手術室を後にし、病室へと移動。麻酔のため、赤ちゃんをなかなか抱かしてもらえず、悲しい思いでしたが、看護婦さんにきれいにして頂いた後はDに抱かれる娘をベットからみつめます。「これがこれから長ーいお付き合いになる娘との対面」でした。感動に浸る旦那様Dと一緒に新しく誕生した娘とこれからの幸せを共に祈りました。

自然分娩だと基本的には約24時間で自宅に返されるアメリカ。帝王切開だとちょっとばかし延びて経過が順調であれば3泊4日で退院させられます。日本だとどっちにしろ、1週間でしょ?それに比べると早い早い。入院中はとっても親切な看護婦さん達が本当に色々よくして下さいました。仲好しのお友達もお見舞いに来てくれて嬉しかったぁ。麻酔が完全に切れるまでにかなり時間は掛かるし、副作用でかなり気分が悪くなり、出産の翌日もなかなか普通の食事に戻れませんでした。が、赤ちゃんは順調。すこぶる順調!嬉しい限りです。

そして本日、切開の傷口の痛みはまだまだあるものの、無事退院して赤ちゃんと一緒に自宅に戻って来ました。やっぱりお家はいいですねぇ。まだ最低でも1週間は絶対安静を言い渡されてますが、ゆっくりさせてもらいつつも、やっぱり赤ちゃんの世話があります。よく寝てよく食べてもくれるのでかなり手が掛からず助かってますけどね。ロスコーは明日までペットホテルです。既に、娘の臭いのついたブランケットを匂わせてあり、彼女の新しい存在を認識させてあります。そして明日、ドキドキのご対面を果たします。ここで家族との上下関係が正確にロスコーに認識させるため赤ちゃんが家に先に居る状態で彼を連れて帰ってくるのです。予め、ブランケットで臭いで面識も出来てますからね。後は、嬉し過ぎて飛び付いたりしないよう教える必要があります。

これからまた育児で忙しくなるかと思いますが、また時間のある時に赤ちゃんの経過なども報告したいと思います。授乳用に用意したイスですが、何故かロスコーは彼専用イスと勘違いしてます。(笑)
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by mlshappy | 2009-08-26 22:29

気がつけばアメリカ生活も10年近くになりました。その大半を過ごしているシカゴ。シカゴってとっても素敵な街なんです。そのシカゴでの結婚、赤ちゃんや犬、お友達との生活を綴ります。
by mlshappy
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